〜NVC x MBTIタイプ論で「わかりあえない」と向き合う〜
NVC大学の「NVC x シリーズ」の一環として、
このオンライン講座では、MBTI認定ユーザーの榎吉郁夫さんをお招きして、「わかりあえない」を越えるための認知の多様性を理解するために「NVC x MBTIタイプ論」という観点をご紹介しようと思います。
ユング心理学に基づくMBTIタイプ論は、行動や振舞いの背後(大元)にある認知の差異に基づくタイプ論です。NVCの方法・手段の背後(大元)にあるニーズを大切にすることととも親和性があることに気づき、この講座を企画しました。物事を最初に捉える認知のレベルで、ああこんなにも違うんだという認知の多様性を理解し尊重することは、「わかりあえないを越える」もう一つのアプローチだと思うのです。
NVC(非暴力コミュニケーション)は、フィーリング(感情と身体感覚)の背後にある大切な想いを普遍的なニーズとして捉え、今ここに身体が動き出していく命のエネルギーにつながって行くことのできる実践的な心理手法であり、エモーショナル・インテリジェンスやEQとも通じる感情の智慧につながるテクノロジーです。とはいえ、人間には思考によってつながる智慧もあるのではないでしょうか?
NVCを習得するために、感じることにフォーカスしたとしても、それは思考をおざなりにする事ではありません。ユングは、感情<->思考、直観<->感覚の軸として人間の心理機能を理解しており、全体性を取り戻すことを大切にしていたようです。個人の生まれつきのタイプとしてこれらの軸の偏りがあったとしても、発達し成熟するに連れ全体性が取り戻されるのです。もし、このようなタイプ論の視点を持って、もう一度NVCを捉え直すと、どのようなことが見えて来るでしょうか?
MBTIとは
- ユングの性格タイプの考え方を理解しやすいものにし、日常の生活の場で自分のタイプを活用できるように開発されたメソッドです。
- 人の心のあり方の多様性について説明し、人間関係で起こりやすい誤解や行き違いなどについて考える手がかりを提供します。
- 自分らしさを理解するのを援助し、モチベーション、強み、成長の課題の理解を促進します。
- 自分と人との違いを肯定的に捉えるためにも活用でき、自己理解や他者とのコラボレーションを促進することに役立ちます
トピックス
- NVCを実践していくことで、ぶつかる「わかりあえない」壁を乗り越えるためにMBTIのタイプレンズがどのように役立つか?
- 「みんな違ってみんないい」が、はからずも、多様性を殺してしまうことになってしまう理由とは?
- 「わかり合えない」原因の そもそもの「認知」から違うとは、どういうことか?
- EQを大切にすることは、思考を大切にすることでもあり、どちらかではない。
- 「感情」や「共感」や「つながり」を大切にするためには、「思考」「分析」「問題解決」も大切にする必要がある… など
こんな人におすすめ
- NVCを実践してきて、ぶつかる「わかり合えない」壁を、MBTIのレンズから、乗り越えるヒントを得たい方
- 感情と思考を「どちらか」ではなく、「どちらも」大切なことを尊重し、両方を統合していくことに興味のある方
- NVC大学のナビがそれぞれ探究していることやその問題提起に興味・関心を持ってくださる方
ゲスト講師:榎吉郁夫さん
都内14店舗を展開するゴルフスタジオを運営する(株)ライフスタイルイノベイション代表取締役。MBTI認定ユーザー。インテグラル理論や成人発達理論に関するワークショップなども主催しています。
NVC大学ナビゲーター:CNVC認定トレーナー 後藤 剛
参加費:3000円
(後日録画を提供※しますので、当日zoom参加できない人も是非ご参加ください!)