CNVC認定トレーナーについて

CNVC認定トレーナーとは

アメリカに本部を置くCNVC(Center for Nonviolent Communication)では、NVCのトレーナーの認定をおこなっています。

ちなみに「NVC」等の語はCNVCの役務商標マーク(Services Mark)であり、使用にはCNVCの許可が必要です。NVCジャパン・ネットワークは、CNVC認定トレーナーのジム・マンスキ氏のプロジェクトの一環として使用を許可されています。

「NVC意識」クリックすると拡大画像が見られます。

CNVC認定トレーナーとは、認定に必要なプロセスを修了したとCNVCという一団体のアセスメント担当者が認定したということであり、これがないと教えられないというものではありません。

「NVC」という法的に守られた語の使用許可が付与されるなどの特典がありますが、「資格」ではないということをご理解ください。

認定プロセス(課程)を修了するには3〜5年を要するとされますので、その年月をかけてNVCを学びあい実践していくことに意味があるともいえます。また、その年月が、単にNVCの知識やスキルを身につけるのみならず、「NVC意識(NVC consciousness)」をからだに浸透させるものであってほしいという願いもあるでしょう。

NVC意識(NVC consciousness)……CPP(英語版PDF)22ページ参照

ですから、トレーナー=優れているということでもありません。資格や権威とは一線を画した考え方が根底にあります。崇めたり特別視するのではなく、学びの時期が前後しただけの対等な関係(power with)であり、もし崇めたり特別視する/されようとするふるまいが見られたときは、お互いにNVC意識を問い直すきっかけにできればと思います。

認定準備パケット(CPP)

CNVCのトレーナー認定を希望する人は、まずトレーナー候補生(キャンディデイト)となることを、自分の住んでいる地区を担当するアセッサー(評価担当者)に申し入れます。その際、「CPPを読んで理解している」ことを確認されます。

CNVCトレーナー認定のための「プロセス」についての案内書がCNVCで用意されています。

https://www.cnvc.org/certification/process

ここでCPP(Certification Preparation Packet)とあるのが、プロセスについての案内です。
大部のPDFですが、無料でダウンロードできます。

英語のほかドイツ語が用意されています。日本語訳もボランティアで取り組んでいます(遅々として進んでいませんが……)。でき次第、公開していく予定ですので、今しばらくお待ち下さい。

(文責・西東万里)

【このページでは随時、トレーナー諸氏の見解や、プロセスに関する情報を追加していきたいと考えています。CNVCの方針や手段も変化していますので、当ページは常に暫定的であるとお考えください】