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共感電話(エンパシー・コール)のススメ

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これはCNVC認定トレーナーである、ZENVCのジェシ・ヴィーンスさんとキャサリン・カデンさんが日本のコミュニティにプレゼントしてくれた資料のひとつです。Thank you so much, Jesse and Catherine!

共感の電話(エンパシー・コール)はNVCを実践する一つの形態で、多くのプラクティショナーが日々の自分自身とのつながりと学びにとって大きなサポートになると感じているものです。特に日々の生活の中でNVCを知っている人と接点がない場合に、NVCを実践している人々とのつながりや交友、コミュニティーを見つける方法です。

「器」を創るための提案

  • この電話を予定するにあたり、気軽なおしゃべりやビジネスミーティングではなく、瞑想の部屋のような神聖なミーティングの空間を共に創っていることに配慮してください。
  • あなたと相手がお互いのためにいてもいいと思い、かつ、いることができる40分の電話を予定してください。
  • 電話の前に、どんなことに対してサポートして欲しいのかについて時間をとって考えてください。
  • 電話は外部の喧騒に妨げられない静かな場所で受けるようにしてください。
  • 電話に出るときはただ電話に集中し、電話をしながら並行して他のことをしたり、食べたり、洗濯物をたたんだり、などしないようにしてください。
  • もしつながりが切れている、会話に集中できないと感じたときは、その状態に正直であってください。パートナーである相手と一緒に相互にサポートできるやり方を見つけてください。
  • このことに関して、間違ったやり方はないことを覚えておいてください。疑いがあるときは、あなたとあなたのパートナーの今の感情とニーズにつながり、次にどこに進んだらいいのかをみてください。
  • 神聖な場にいるときのようにお互いのためにいてください。これらの電話は深い脆さと親密さを表出させます。安全と信頼が促されるやり方で始めから終わりまでお互いをホールドしてください。

推奨する電話での流れ

A. 始まり

  1. 「こんにちは」あなたのパートナーが電話を予期していたか、今は話すのにいい時間かどうかを確認してください。そうでなければ、再度予定を調整してください。
  2. “何が今ありありと自分の中にあるのか”簡単にお互いの今の感情とニーズの状態、そしてこれから時間を共に使う上でお願い(リクエスト)があるかを確認してください。
  3. 「誰から始めたいか」誰から話を始めるか、どのように時間を配分したいかを決めます(例えばそれぞれ20分、1つの状況共有に40分全てを使う、など)。
  4. 「何が本当に私の助けになるか」始める前に、話をする方は聴き手である相手に対して安全/信頼/安心のニーズを満たすのに助けになるお願い(リクエスト)をしてください(例:私が言っていることからあなたに何らかの強い反応が誘発され始めたときは、私に教えてくれますか?)。

B. 共有と共感 推奨する形態

  • 話をする人はその人の中にありありとある状況を共有する。もし始めるのが難しかったら共有する人は自分の中にあるあらゆるフィルターを手放し、その状況について評価を下している考え(責める、恥じ入る、など)を完全に表現します。
  • 受け取る方は静かにただ今そこにある話し手の感情/ニーズに焦点をあてます。過去のその状況が起こったときに話し手が何を感じたか、ではありません。(昨日彼女はきっとこう感じたんだ、ではなく、この話を私にしている今この瞬間に、彼女には悲しいという気持ちがあるんだな、という風に。)
  • 受け手側は自分の理解を確認したいとき、もしくは話し手が確認や反芻を求めていると感じたときに言葉で話し手から感じ取った感情/ニーズを声に出して伝えます。例えば、受け手側は、「あなたは尊重してほしいというニーズがあって不満を感じているのですか?」という風にいうかもしれません。そうでなければ、受け手は静かに共感的にそこに在ってください。
  • 相手が感じ取った感情/ニーズに対して、話し手はそれが今自分が体験していることかどうかを反芻し、確認します。
  • 話し手が完了したと感じるまで続けてください。たいていの場合はエネルギーがリラックスした感じになるので、それで完了したことがわかります。
  • このプロセスのは話し手が主導します。受け手側は話し手の意向を聞かずに違う理解をすることのないよう、話し手を追っていくことが重要です。

C. 終わりに

1. 私がこの瞬間に感謝から承認しているのは… : 

お互いに、相手がどのように自分の人生に貢献してくれたか、を含めてこの電話から学んだこと、感謝から承認したいことを共有してください。例えば、「あなたの内省は、より私を自分自身のニーズにつながる上で助けになった。肩の荷がおりたよ!」。同時にがっかりしていることも共有してください。例えば、「私はあなたが求めていたように在ることができなかった。そしてそれに対して悲しい気持ちがしている」というように。

2. フォローアップ:もし希望があれば次回の電話の時間を決める

共感は自分自身や他の人の中にある感情やニーズと共にいるという私たちの生まれ持った能力です。共感を「与える」ことで、私たちは生命がただそのようにある、というところに私たち全てを戻すのです。共感は、私たちをもともと支配している考えや評価を横に置き、他の人の体験の立会人として仕えることにオープンであるときにのみ起こります。

言葉は、話し手もしくは受け手のどちらかが話し手が明確に受け手を見ていることを確認したいときに使われます。

他の反応の例

助言する/裁く/問題を解決する(もし私があなただったら、私は~だろう)

説明する/相手の理解を正す

なぐさめる/同情する/安心させる

評価する/教育する

感情を閉ざす/気をまぎらす(映画を見に行こうよ)

調べる/尋問する (例 それはいつから始まったの?)

自分の話をする(それは私に~を思い出させる)/相手よりも優位に立つ

 

2009 ZENVC (zenvc.org) | jesse@zenvc.org | 919-929-3293
Based on the work of Marshall Rosenberg and the Center for Nonviolent Communication (www.cnvc.org).

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