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【Online1〜3月】共感的コミュニケーション基礎づくり〔西東万里&栗山のぞみ〕

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共感的コミュニケーション(NVC)基礎づくりコース2024年1〜3月の開催日程のご案内です。

2022年4月から基礎づくりは、事前に資料で学び、当日はディスカッション及びワーク中心に時間を絞り込む反転授業のスタイルを取り入れました。

2024年は細かな修正を加えて一段とパワーアップ、水曜夜・木曜午前・日曜朝の週1回・全6回の約1ヶ月半をかけて、徹底的にNVC意識と身体性を養うことにフォーカスします。

1ヶ月半の間、毎日1分の気づきのトレーニングを続けることで身体が変わる!……のを体験してください!

 

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自分の中にNVC回路をつくる実践講座

「基礎づくり」とは、「NVCのからだづくり」をテーマに、マインドフルネスのトレーニングを折り込みながら、NVCの4つの要素それぞれが果たしている身体への影響を体感し、あなたの身体に共感の「土台(基礎)」をつくることをめざす講座です。

NVCは究極的には身体性といわれますが、それをゴールとせず、スタートとして、共感の世界観を身の内に育んでいこうという試みです。

今ある自分の身体が出発点

マーシャル・ローゼンバーグ博士は、共感された/しているときは「身体に変化があらわれるものだ」と書いています(「NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法」第13章)。

NVCが知られるようになるにつれ、OFNR(観察・感情・ニーズ・お願いの、NVCを実践する際に使われる4つの要素)を解説したり練習する場などは増えてきましたが、NVCは身体性が大事といわれながら、身体がどのように関連してくるのかについてはあまり語られていません。

それを解き明かし、その方法をお伝えするのが、この「基礎づくり」です。

当講座では、「NVCを生きる」ための核となる意識作り、土台作りを意図して、身体トレーニングを含めたカリキュラムを組みました。

NVCを長く学んでいる方にも目からウロコの体験となるでしょう!

日常でNVCを活かせるようになるために

NVCの学びでは「NVC意識」を養うことがとても重要です。

NVCの土台となる「自然なわかちあい」に触れるのは、上下関係や外的評価軸を主とした現代社会(応報的世界観)の中では難しいかもしれません。

しかし、その世界で生きているからこそ、NVC意識が遍在する世界への移行の主体を担うことができます。

思いやりと尊重を贈りあい、「自然なわかちあい」が生まれる「場の空気」を吸う体験を経て、この世界にありながらNVC意識をもって生きるという体感を身に着けていく……これこそが基礎づくりコースのもっとも重要な要素なのです。

「基礎づくり」は、理念や知識にとどまらず、神経系に働きかけて「身体が変わるNVC/NVCで身体が変わる」旅へあなたをいざないます。

ある基礎づくり修了生の声

ゆっこさんにとって、基礎づくりとその後の共感練習の一年の体験とは……
「NVCがもたらしてくれたもの」

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開催要項

毎回20〜60分の事前学習動画を見てから、本講座にご参加ください。

前週のうちに見て、内容を咀嚼する時間をとることをおすすめします。

見る時間がなかったときは、本講座後に本講座の内容と照らしながら見てください。

日程

※所要時間は2時間とっていますが、うち30分は延長の際のバッファ及び放課後の質疑応答の時間を予定しています。ただし延長の可能性もありますので、時間の余裕をもってお臨みください。

《第81期》2024年1月(木曜午前クラス事前学習+オンライン×6回

1月4日、11日、18日、25日、2月1日、8日(すべて木曜) 9:30〜11:30

《第82期》2024年2月(日曜朝クラス)事前学習+オンライン×6回

2月4日、11日、18日、25日、3月3日、17日(すべて日曜) 8:00〜10:00

《第83期》2024年2月(水曜夜クラス)事前学習+オンライン×6回

2月14日、21日、28日、3月6日、20日、27日(すべて水曜) 20:00〜22:00

【2023年8〜12月の予定】

最少催行人数

各期3名

3名集まれば催行します。
一週間前までに3名に満たない場合は、開催の日程や方法についてご相談させてください。
ご迷惑とは存じますが、より良い場づくりのためにご協力いただけますと幸いです。

基礎づくりコースの内容

以下の内容を予定しています。

  1.  どんな世界に住みたいですか
  2.  暴力の背景
  3.  NVCの世界観/目的と意図
  4.  NVCの身体性〜流れへ飛び込む準備
  5.  NVCの流れへ飛び込む
  6. すべてを味わい尽くす

※ 基本的には参加者の興味関心に沿って進みますので、順序は前後することがあります。

参加費・お申し込み

42900(税抜39000)円

修了生再受講 22000(税抜20000)円

※キャンセルポリシー:開催初日3日前0時〜100%申し受けます。キャンセル待ちの方が参加できた場合はキャンセル料は発生しません。

◉ 分割払いや金額のご相談に応じますので、お気軽にまずは下記お問い合わせフォームよりお問い合わせください。後続の方たちの学びや基礎づくり存続をサポートする寄付等も喜んでお受けしています。

お申し込み:こちらのフォームから必要事項をご記入のうえ、ご送信ください。

参加費の振込先ほか

フォームに記載しています。

フォームから申し込むと届く自動返信でも確認できます。

なお、自動返信が届かない場合は迷惑メールボックスをチェックしてください。ない場合は、アドレスのタイプミスなどの可能性が考えられますので、お問い合わせください。

お問い合わせ:https://nvc-japan.net/contact/

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終わりは始まり……

実は基礎づくりコースは、このコース間だけでは終わりません。

「自然なつながりの質にたどりつく」NVCの目的に向かうコース期間を経て、練習会グループを作ります。同じ基礎づくりを受けたメンバーで、共感サークルを作るのです。

NVCは学ぶものではなく、「できる」ようになるものでもなく、やるもの。だから、コースの終了は実は始まりなのです。

また、やっていればこそ、ぶつかる壁や疑問があります。そんなとき聞ける相手がほしい、練習する相手がいたら、と思いながらも忙しい日常にまぎれ、継続的・自主的に練習していくのは難しい。

「この豊かな土台(Foundation)を共有した仲間たちと、学びをさらに深めていきたい!」

そこで……

修了生サークルへのお誘い

基礎づくりの大きな特徴として、2019年春からスタートした基礎づくりコース修了生限定の会員制サークルがあります。

会員制サークルでは、定期的に集う場をもち、基礎づくり修了生の社会でのNVC実践を支えます。

  1. テーマ別ミニ勉強会
    NVCのさまざまな要素をとりあげ、実感したり身につけるためのワークをおこないます。Q&Aの会もここに含まれます。
  2. 共感サークル
    NVC実践にはコミュニティの存在が欠かせません。心が折れたとき、どうしていいかわからなくなったとき、コミュニティから浴びるように共感をもらってください!
  3. オンライン・ミニワークショップ
    西東が開発したり研究してきた数々のワークのなかから、一回一種類にしぼってやってみるオンラインワークショップです。「共感トランプ」「NVCダンスフロア」などの学びのツールを長年とり扱ってきたふたりが蓄積してきた知恵と工夫を受け取ってください。
  4. 家びらき
    JR国立駅から徒歩5分。数々の基礎づくりが開催された「春野亭」で、月に一度開催してきた「家びらき」。COVID-19の影響を考慮しつつ、状況が許せば少人数&オンラインでの開催機会をうかがっています。ともに食卓をかこんだり、共感トランプやNVCダンスフロアなどリアルならではのワークをしたり、ただ語りあい、そこにともにいる時間をもちます。

この会員制サークルは年会費制で、入会資格は基礎づくり修了生であること、入会は強制ではなく希望者のみ受け付けます。

こちらのページで詳しくご案内していますので、覗いてみてください。

同じ道を歩む対等な関係性

初心者も経験者も対等に過ごす場がここにあります。「ベテランだからできる」「初心者だからできない」ということのない世界があります。

NVCは永遠の過程であり、終着点ではありませんが、めざすものはあります。それは、「自然なつながりの質にたどりつく」こと。

これからNVCを学ぶなら、まずこの精神に触れてから学んでほしい。

すでにNVCを学んでいるなら、言葉の奥の深い世界に触れてほしい。

NVCを学ぶすべての方に、このおもいが届くことを願っています。

グループ研修として

日程があわない、リアル受講を望むが遠方で行けない、時間をもっと自由に設定したい、という方に、グループ(プライベート)開催をおすすめしています。
周りの方たち、また団体の仲間(事務所、学校、コミュニティ等)などとの受講を希望される方は、お気軽にご相談ください。
 ・5人以上で開催決定できますが、5人未満の場合もご相談ください。
 ・ご希望の場所へ出張します。国立市内の会場にお出でいただくこともできます。

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講師プロフィール

メイン講師 西東 万里(さいとう・まり)

音読療法士(音読療法協会)・朗読家(現代朗読協会)。NVCジャパン・ネットワーク事務局長係。2007年から安納献氏についてNVCを学び始め、以来十数年にわたって日本におけるNVCの普及に尽力してきた。名古屋、豊橋、京都、奈良、横浜、伊勢、長野など各地のコミュニティの要請に応じて共感的コミュニケーション学習のファシリテーション及び個人セッションをおこなう。また、小中学校・病院・ロータリークラブ他各種団体に招かれて講演等をおこなう。パフォーマンスアーティストとしての経験を背景に、「共感と表現」をテーマとしたワークショップなど独自の視点でのNVCプログラムも展開。先行してNVCを育児に取り入れてきた経験から、NVCを生かした子育て・教育のサポートやカウンセリング、また市民・政治・消費者団体などでのNVC勉強会を積極的にサポートしている。2022年から現代朗読家・野々宮卯妙の名で歌手カルメン・マキ、武装解除の第一人者・伊勢崎賢治との3人ユニット「憂国旅団」を率いて「戦争に抗う」ライブを展開している。NPO法人現代朗読協会代表、音読療法協会代表、日本平和学会会員、韓氏意拳学会会員。

サポート講師 栗山 のぞみ(くりやま・のぞみ)

2007年にミキ・カシュタン(CNVC認定トレーナー、BayNVC創始者)の講座でNVCに出会い、以来日本に来日したトレーナーたちの講座および、安納献、小笠原春野、鈴木重子、水城ゆう、後藤ゆうこ・剛らの講座・勉強会等でも学びを深める。2014年12月に清里で行われたIIT(国際集中訓練)に参加。2015年、アメリカ西海岸のBayNVCが主催する1年間の「リーダーシップトレーニング」に参加。2016年、2017年はアシスタントとして参加。現在、NVCを学ぶ仲間と共に共感的コミュニケーションの対話会を渋谷区・参宮橋で月に1回開催する他、自らの近隣コミュニテイでも定期的、不定期に開催。「文章でつなぐ/食でつなぐ/つながりを伝える」の3つの柱を中心に、試行錯誤しつつ活動を展開中。人身取引の撲滅を目指す国際NGO「ノット・フォー・セール」の日本支部「ノット・フォー・セール・ジャパン」の副代表でもあり、共感の欠如が「搾取」「奴隷労働」を産むと考え、NVC意識の広まりが人身取引の解決にも深く関与すると信じて、活動を続けている。

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