IIT2014

IITトレーナー紹介:ホルヘ・ルビオさん

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

聞いてビックリ、見て唖然! こんなハチャメチャなトレーナーがいていいの!?

あなたが、NVCをやるといい人になる、などといった幻想を抱いているなら、ぜひホルヘに会わせたい! そう、2014年12月、日本で会えます!

ホルヘ・ルビオ(Jorge Rubio Vollert)さんはコロンビア人。CNVC認定トレーナーになって14年になります。

彼はThe Foundation for Nonviolent Communication Centerの創始者兼常務取締役として母国のコロンビアで主に働いてきました。

大統領主導のプログラム”Haz Paz”に、戦争のある国で平和の文化を作る意図を持って参加したり、Colombian Institute for the Welfare of the Familyのコミュニティー平和パイロットプロジェクトを三度指揮するなど、キャリアを積んできました。

Ibagueの貧困層に公共学校教育を提供するINEM School(Instituto Nacional de Educacion Media)でも働きました。

ワークショップをリードするために世界中を旅行し、ビジネス、学校、組織、警察、家族、や個人のコンサルティングや調停に携わりました。

ワークショップでは参加者に基礎的なNVCスキルを始め、怒りのマネージメント、子育て、そしてコミュニティービルディングについて教えました。

現在は主に米国、スペイン、ラテンアメリカで活躍し、活きた共感的ネットワークの創造に貢献しています。

最近ではボリビアの幾つかの地域での国家規模の政府機関へのワークショップや、児童福祉組織、コミュニティーや人権擁護団体とも関わりました。

2011年11月のホルヘの初来日は、アメリカで彼に出会い、彼の「在り方」に感動(?)した安納献が「一瞬一瞬、自分のニーズに正直でいながら相手のニーズも大事にし続けることがどういうことなのか、百聞は一見に如かずというけれど、そんな人を日本のみんなに会わせたい」と願ったことで実現しました。

怒りや憎しみを抑制するのではなく、それらを感じ切った上でその奥にある命のエネルギー(その瞬間のフィーリングとニーズ)につながるには?

その場の調和を 保つ為に我慢していい人になるのではなく、自分の中の感情にしっかりとつながってお互いを尊重しながらフルに自分を表現するには?

NVCが目指す新しいパラダイムに生きるとはどういうことなのか……?

ホルヘはこの生き方を「ヴィヴェンシア」と名づけ、パッファー・フィッシュ(針千本)・プロセスという身体の動きを使った方法を編み出しました。

ヴィヴェンシア(Vivencia)とは

ホルヘは、私たちが生来持っている自然の共感力を呼び覚ます能動的なプロセスを「ヴィヴェンシア」と名づけました。

ヴィヴェンシア、それはあなたの中で今、存在しているものに誠実に乗り、つながり、また理解すること。あらゆる瞬間に生命があなたに語りかけていることに注意を向けること。

ヴィヴェンシアは能力

現在の評価、イライラ、憎悪、或いはお祝いから出発して、そのような考えや見方と向き合いながら、世界から切り離されたという感覚を減らし、内側ではもっと共感力に焦点をあてていくようなアプローチができること。この働きの結果、私たちは自分自身のニーズとつながることになります。他者のニーズへの敏感さを保ちつつ、自分自身のニーズも決して追いやったりしないような。

共感酸素を手に入れろ!

客室乗務員がいつも言っていること、高度2万フィートの上空で室内の気圧が下がり、酸素マスクがあなたの目の前に下りてきたら、真っ先にどうしなさいと言っているか覚えていますか。

「まず、自分の酸素マスクをつけてください。他のだれを手伝うより先に! もし、あなたが酸素不足で動けなかったら、他の人の助けにはなれないでしょう」

同じ原理が共感にも当てはまるのです。もし自分自身が共感酸素に飢えていたら、他の人に共感したり、共にいたりはできないのです。なにか、ストレスを感じた状況、共感酸素不足に陥ったときのことを思い起こしてください。例えば、誰かが「いやだ」と言ったり、割り込んできたり、押し付けがましく意見を述べたり、遮ろうとしても構わず10分間話し続けたりといったような。私たちが、引いてしまったり、応戦してしまう状況では、我々の共感酸素は不足しています。

ホルヘが教えてくれるのは、どうやって共感酸素を吸い込むのに必要な空間を作り出すのか、そして、その上で、どのように全ての人のニーズが大切にされるような共感的なつながりを作り出せるのか、ということです。

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

コメント

コメントを残す

*