満員御礼:25期(定員8名)現在キャンセル待ちとなっています。
次回告知:26 〜29期の日程を発表しました。こちらのページを御覧ください。
共感的コミュニケーション(NVC)基礎づくりコース第25期、ライブ2日コースのご案内です!
「基礎づくりの手ざわり、感触はライブでこそ感じたい!」
しばらく(NVCダンスフロアワークショップにとりまぎれつつ、修了生ゼミに注力もしていて)基礎づくりコースを中断しているあいだに、ライブ開催のご要望が集まってきました。
そこで土日2日間の集中基礎づくりコースの開催を決定しました!
朝から夜までNVCざんまい! NVCの真髄ともいえる、リアルに触れ合いスパークする感覚、同時にあたたかく分かち合う感覚を、実体験できる基礎づくりコースへ。
「NVC意識」を養う、少人数での親密な学び
NVCの学びでは、「NVC意識」を養うことがとても重要です。
NVCの土台となる「自然なわかちあい」に触れるのは、上下関係や外的評価軸を主とした現代社会(懲罰的世界観)の中では難しいと感じています。しかし、その世界で生きているからこそ、NVC意識が遍在する世界への移行の主体を担うことができるともいえます。
思いやりと尊重を贈りあい、「自然なわかちあい」が生まれる「場の空気」を吸う体験を経て、この世界にありながらNVC意識をもって生きるという体感を身に着けていく……これこそが基礎づくりコースのもっとも重要な要素なのです。
最終日は一日同じ場に集い、学びあい、食事をともにし、過ごしましょう。
「基礎」に触れつつ「土台」を問うもの
延べ200人を超える受講者を迎え、「NVCが体現された空間を体験できた」「NVCを知っているつもりになっていたが、奥深さを初めて実感した」といった感想が寄せられる「基礎づくり」コースとは……
NVCに初めて触れる人に向けた「基礎」講座 であり、同時に、
NVCを長年学んできた人の「土台」を問う機会 でもある講座です。
当コースのファウンダー、安納献は言います。
「わたしが最初にNVCと出会ったとき、外国語のような言葉にとまどい、日本で通用するだろうかと心配になった。OFNRの言葉にとらわれると日常で使えなくなる、だから、その奥の精神を身に着けようと考えたんです」
NVCが知られるようにつれ、OFNR(観察・感情・ニーズ・お願いの、NVCを実践する際に使われる4つの要素)を解説したり練習する場などは増えてきましたが、本当に大事なのは「OFNRをいかに使いこなすか」ではなく、その奥にある精神、修復的司法の世界観のまなざしをいかに持つかということなのだ――ということを、どうしたら伝えられるだろう?
他ではなかなか伝えることができなかった安納献の思いと願いを詰め込み、「NVCを生きる」ための核となる意識作り、土台作りを意図してカリキュラムを組んだのが、この講座です。
講師をつとめる西東万里・栗山のぞみにとっても思いと願いは同じです。
終わりは始まり……
実は基礎づくりコースは、このコース間だけでは終わりません。
「自然なつながりの質にたどりつく」NVCの目的に向かうコース期間を経て、練習会グループを作ります。同じ基礎づくりを受けたメンバーで、共感サークルを作るのです。
NVCは学ぶものではなく、「できる」ようになるものでもなく、やるもの。だから、コースの終了は実は始まりなのです。
また、やっていればこそ、ぶつかる壁や疑問があります。そんなとき聞ける相手がほしい、練習する相手がいたら、と思いながらも忙しい日常にまぎれ、継続的・自主的に練習していくのは難しい。
「この豊かな土台(Foundation)を共有した仲間たちと、学びをさらに深めていきたい!」
そこで……
修了生サークルへのお誘い
基礎づくりコース修了生限定の会員制サークルをスタートしました。
会員制サークルでは、定期的に集う場をもち、基礎づくり修了生の社会でのNVC実践を支えます。
(1)テーマ別ミニ勉強会
NVCのさまざまな要素をとりあげ、実感したり身につけるためのワークをおこないます。Q&Aの会もここに含まれます。
(2)共感サークル
NVC実践にはコミュニティの存在が欠かせません。心が折れたとき、どうしていいかわからなくなったとき、コミュニティから浴びるように共感をもらってください!
(3)家びらき
オンライン6回コース以外はライブでの集まりの日がありましたが、これを多くの方が「スタッフにホールドされ、ともに食卓を囲んだ時間を通じて、NVCのある生活を”体験”することができた」と受け取ってくださいました。
これに想を得て、月に一度「家びらき」の日を設けています。一緒にごはんを食べたり、共感トランプやNVCダンスフロアのワークをやったり、お茶を飲みながら共感サークルをしたり、ただおしゃべりに興じるのもよし、皆のそばで安眠するのもよし。
遠方の方も行こうと思いたった際に予定を立てやすいよう、基本的には毎月第2金曜日を予定しています(月により週がずれることがありますので、必ず主催者にご確認ください)。
この会員制サークルは月会費制(年一括払割引あり)、入会資格は基礎づくり修了生であること、入会は強制ではなく希望者のみ受け付けます。
こちらのページで随時情報を更新していきますので、チェックしてみてください。
会場は2019年現在、東京都国立市(ライブ講座会場、JR国立駅南口より徒歩5分)です。
同じ道を歩む対等な関係性
初心者も経験者も対等に過ごす場がここにあります。「ベテランだからできる」「初心者だからできない」ということのない世界があります。
NVCは永遠の過程であり、終着点ではありませんが、めざすものはあります。それは、「自然なつながりの質にたどりつく」こと。
これからNVCを学ぶなら、まずこの精神に触れてから学んでほしい。
すでにNVCを学んでいるなら、言葉の奥の深い世界に触れてほしい。
NVCを学ぶすべての方に、このおもいが届くことを願っています。
開催要項
日程・会場
《第25期》ライブ2日間コース
1日目:2020年1月11日(土)10時30分〜17時30分
2日目:1月12日(日)10時30分〜17時30分
(両日とも昼食休憩90分含む)
会場
東京都国立市のサロン(JR国立駅徒歩5分)でおこないます。ご入金確認後に詳細をお知らせします。なお、最終日のライブ講座への参加が必須条件となります。
※ 猫がいます。猫アレルギーの方はご注意ください。
基礎コースの内容
以下の内容を予定しています。
- 現状認識(懲罰的司法の世界観の住人としての)とめざしたい世界(修復的世界観)
- ニーズの理解(自分の価値観の再発見と一時性への気づき)
- 真のニーズにたどり着くための感情や体感の受け取り方
- ジャッジメントから離れるためのものの見方(観察)
- 自分のパワーの認識とその行使(リクエスト)
- 共感練習(実践)、共感的でない反応のニーズと、自分の反応の変化
※ 基本的には参加者の興味関心に沿って進みますので、順序は前後することがあります。
参加費・お申し込み
参加費:2日間(通しのみ)39,000円
※ 分割払いや金額のご相談に応じますので、お気軽にまずは下記お問い合わせフォームよりお問い合わせください。後続の方たちの学びや基礎づくり存続をサポートする寄付等も喜んでお受けしています。
お申し込み:こちらのフォームから必要事項をご記入のうえ、ご送信ください。
参加費の振込先ほか
フォームに記載しています。
フォームから申し込むと届く自動返信でも確認できます。
なお、自動返信が届かない場合は迷惑メールボックスをチェックしてください。ない場合は、アドレスのタイプミスなどの可能性が考えられますので、お問い合わせください。
お問い合わせ:https://nvc-japan.net/contact/
講師プロフィール
メイン講師 西東 万里(さいとう・まり)
音読療法士(音読療法協会)・朗読家(現代朗読協会)。NVCジャパン・ネットワーク事務局長係。2007年から安納献氏についてNVCを学び始め、以来10年にわたって日本におけるNVCの普及に尽力してきた。名古屋、豊橋、京都、奈良、横浜、伊勢、長野など各地のコミュニティの要請に応じて共感的コミュニケーション学習のファシリテーション及び個人セッションをおこなう。また、小中学校・ロータリークラブ他各種団体に招かれて講演等をおこなう。パフォーマンスアーティストとしての経験を背景に、「共感と表現」をテーマとしたワークショップなど独自の視点でのNVCプログラムも展開。先行してNVCを育児に取り入れてきた経験から、NVCを生かした子育て・教育のサポートやカウンセリング、また市民・政治・消費者団体などでのNVC勉強会を積極的にサポートしている。日本平和学会、韓氏意拳学会会員。
サポート講師 栗山 のぞみ(くりやま・のぞみ)
2007年にミキ・カシュタン(CNVC認定トレーナー、BayNVC創始者)の講座でNVCに出会い、以来日本に来日したトレーナーたちの講座および、安納献、小笠原春野、鈴木重子、水城ゆう、後藤ゆうこ・剛らの講座・勉強会等でも学びを深める。2014年12月に清里で行われたIIT(国際集中訓練)に参加。2015年、アメリカ西海岸のBayNVCが主催する1年間の「リーダーシップトレーニング」に参加。2016年、2017年はアシスタントとして参加。現在、NVCを学ぶ仲間と共に共感的コミュニケーション勉強会を文京区・冨坂で月に1回開催する他、自らの近隣コミュニテイでも定期的、不定期に開催。今後、「文章でつなぐ/食でつなぐ/つながりを伝える」の3つの柱を中心に活動を展開する予定で試行錯誤中。人身取引の撲滅を目指す国際NGO「ノット・フォー・セール」の日本支部「ノット・フォー・セール・ジャパン」の副代表でもあり、共感の欠如が「搾取」「奴隷労働」を産むと考え、NVC意識の広まりが人身取引の解決にも深く関与すると信じて、活動を続けている。