IIT2014

IIT会場となる清泉寮のこと

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清泉寮は、1938年(昭和13)、キリスト教の一派聖公会の青年運動団体である聖徒アンデレ同胞会指導者訓練キャンプ場として、大自然の中での青年指導者の養成のための修養会、自然学級の使命を持って生まれました。

太平洋戦争後、「清里の父」と呼ばれるポール・ラッシュ博士の献身的な努力により再建され、現在は氏が創設した公益財団法人キープ協会が運営する宿泊施設となっています。

Kiyosato Educational Experiment Project (清里教育実験計画)の頭文字をとってKEEPと名づけられた敷地には、教会、保育園、自然放牧による酪農を主体とした農場、環境教育の拠点・八ヶ岳自然ふれあいセンターとやまねミュージアム、ポール・ラッシュ記念センターなどがあり、清泉寮はその中心に位置しています。

1957年からの歴史を感じさせる赤い三角屋根の本館に加えて、2009年には温泉を備えた新館が完成し、多くの学校や企業、イノベーターたちの修養や研修、キャンプやワークショップの会場として利用されています。

IITのメイン会場となる新館ホールは大きな窓の外に、森と草原、 秩父連山を見渡す光景が広がり、空気が澄む冬の星空は一生の思い出に残るでしょう。南に富士山、北に八ヶ岳、西に南アルプス国立公園を臨む敷地内には自然歩道(トレイル)が数多く整備されており、瞑想や自然との対話に適しています。

清泉寮からは、深田久弥の日本百名山のうち、8峰を見ることができるとのこと。滞在中に、清泉寮の方から説明を受けることができるはずです。

散策路は、1周40分~3時間程度とお客様のレベルに合わせて様々なコースがあり、長逗留でも飽きることはないでしょう。

宿泊者のみ入湯可能な、新館にある天然温泉施設『清泉の湯』は、八ヶ岳に数多く湧き出ている温泉の中でも『美人の湯』といわれるカルシウム・鉄分の多い良質な泉質をもつ掛け流しの名湯だとか。ワークの疲れを、雄大な景色と温泉で癒すのも楽しみですね。

清泉寮といえばソフトクリームを思い浮かべる方も多いでしょう。夏は長蛇の列ですが(といっても待ち時間はさほどではありません)、この時期なら……? 冷気の中でいただく有機ジャージーミルクでつくられたソフトクリーム、どんな思い出を作ってくれるでしょうか。

清泉寮は、食事の美味しさでも有名です。食事は地産地消をコンセプトに地元農家さんが育てた野菜主体の手作りにこだわったお料理。朝食は全員ビュッフェ形式で、昼食と夕食はベジタリアンメニューも選べます。

レストランは、高い天井と開放感のある大きな窓が印象的で、初々しさが残るナチュラルな雰囲気が特徴です。広大な牧草地と、山々の自然の景色を眺めながら食事ができます。天候によっては、瑞牆山、金峰山、茅ヶ岳をはじめ、富士山も眺めることができます。

9泊10日の合宿は清泉寮でも初めてといっていい長さだそうですが、長年、数多くの研修合宿をサポートしてきた清泉寮、快適な生活は保証されたようなもの。

合宿中にシェフのお話を伺う機会もつくられるとのことで、トレーニング合宿といいながらもリッチなリゾート気分が味わえそうです。

ただし大自然の中のこと、新館を離れるとWi-Fiなどネット環境はあまり良好ではありません。仕事や日常の雑事を忘れて……というわけにはいかない方は、新館宿泊をお勧めします。

 

清泉寮情報

清里 清泉寮(KEEP協会) http://www.seisenryo.jp
住所:〒407-0301 山梨県北杜市高根町清里3545
お問い合わせ:0551-48-2111  清泉寮へのメールはこちらから(予約はできません)

アクセス:http://www.seisenryo.jp/access/

 

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