Don’t Do Anything That Isn’t Play!
あそび以外のことはやるな!😆
感情とニーズのことばをカードにした共感トランプ。シンプルなカードが深い共感をひきだす妙を体験しながら、楽しい共感の場の作り手になる方法を学んでみませんか?
「あそび」ながら共感的コミュニケーションになじむ
共感的コミュニケーション(NVC)の練習として、「エンパシー(共感)ポーカー」をやったことがある方は多いかもしれません。輪の中の誰かにお話をしてもらい、その人にカードを使って、きもちとニーズを訊いていくというものです。
「エンパシーポーカー」は練習であると同時に「共感的な話の聞き方」の実践でもあります。
練習の場だけでなく、実際に友人の話を聞くときに共感トランプを使うという方もいらっしゃるとのこと。「感情・きもち」「ニーズ」以外のことをさしはさまないために、カードを使うことはとても有効です。
とはいえ、エンパシーポーカーのほかにも共感トランプにはいろいろなあそびかたがあることは、あまり知られていないようです。
子どもと大騒ぎしながらやれるゲームも、組織でチームビルディングなどにおける活用法もある、と知ったらわくわくしませんか?
シンプルなカードなので、オリジナルな「あそびかた」も工夫できそうです。人数も、ひとりからクラス全員やそれ以上でもできるものまで、いろいろあります。
カードというリアルな「モノ」だからこそ、感覚を刺激し、目の前で変化を体験できる。それが共感トランプの最大の特徴です。「感情・きもち」と「ニーズ」の語(文字)を書いただけのシンプルなカードなのに!
このあたりは共感トランプのページの「シンプルさにこめた意図」もお読みください。
ナビゲーター講座がめざすこと
「エンパシーポーカー」は共感的コミュニケーションになじむためにもっとも一般的な練習法のひとつですが、そのためのコツもあります。
「詮索されているように感じる」「心を見透かされるようで嫌だ」という共感的コミュニケーションとは異なる反応を引き出してしまい、共感的コミュニケーションへの拒否反応を持たれてしまったというケースもあります。
「エンパシーポーカー」のコツを知ることは、共感的コミュニケーション実践におけるヒントを知ることにもなるでしょう。
ナビゲーター講座では、同梱されている「共感トランプのあそびかた」に書いた6つのあそびかたを実際にやりながら、NVCのコアともいえるコミュニティづくりと共感サークルのもちかた、共感的コミュニケーションの日常的な活用のためのコツなどをお伝えしていきます。
さらに、「共感的な場をつくる」ために知っておきたいこと、主にNVC意識でのリーダーシップや共感のとらえかたなど、これからの時代に必要となってくるであろう認識についてもともに学び合います。
つまり、共感トランプというツールをヒントに、NVCファシリテーションおよびリーダーシップをやしなう入門講座でもあります。
これから共感的コミュニケーションをしていきたいと思っている方はもちろん、
- 子どもたちとやってみたい方
- 会社や学校などでのチームビルディングに使えるツールを探している方
- ティール組織をめざしたいなど、共感的コミュニケーションを組織やコミュニティの空間になじませるための方法を模索中の方
- コミュニケーションがむずかしいなと感じている方たちとの交流
- 自分の周りに共感的なコミュニティやサロンをつくりたいと思っている方
……などなど、まわりの人達とめざしたいこと・求めることを実現するためのツールの一つとして共感トランプを活用できるのではと思う方すべてに、お届けしたい内容です!
すでに何年も共感トランプを使っている方にとっても、目からウロコの意図やコツが潜んでいるのではないでしょうか。
みなさんのご参加をお待ちしています。
ミニ研修など、プライベート開催もできます
日程があわない、遠方で行けない、時間をもっと自由に設定したい、という方に、グループ(プライベート)開催をおすすめしています。
周りの方たち、また団体の仲間(事務所、学校、コミュニティ等)などと受講してみたいと思われる方は、お気軽にご相談ください。
- 6人以上で開催決定できますが、6人未満の場合もご相談ください。
- ご希望の場所へ出張します。国立市内の会場にお出でいただくこともできます。
共感トランプは、企業研修でも好評いただいています。以下のような成果をお聞きしています。
- 最初はNVCにはあまり興味が持てなかった社員やパートさんが、トランプあそびを通じて「共感ってこういうことか」と体感し、積極的にNVCを取り入れることにつながった
- 研修後、同僚との共感トランプの時間をとりいれたことで、互いの信頼感が増すとともに、社内の風通しが良くなった
- 良かれと取り入れた社内評価制度が上司と部下の間で不信感を生み出していたが、共感トランプを取り入れた研修後、社内の匿名クレームがゼロになり、関係が安定した
NVCジャパン・ネットワークお問い合わせフォームからお問い合わせください。
開催要項
日程:2024年11月3日(日)〜4日(月祝) 各日とも10:00〜16:30 (昼休み1時間程度)
場所:春野亭(JR中央線・国立駅南口より徒歩5分/民家です。詳細は参加確定者に直接お知らせします)
参加費:2日間 29,480(税抜26,800)円
*リピーターは2日間16,500円(税抜15,000円)で再受講できます。
*NVC基礎づくり修了生ゼミ年間登録生は2日間26,180(税抜23,800)円で受講できます。
*共感トランプを持参する必要はありません。またお持ちでない方も購入の義務はありません。
*参加者は現地で共感トランプの割引購入(定価税込5,630円→税込4,620円)ができます。希望者はあらかじめ柄(七宝または網目)を指定して予約してください。
内容(予定)
以下の〔1〕〔2〕〔3〕の内容を2日間に渡って学び体験します。参加者の経験値に応じて順序は変動します。
〔1〕NVC意識をベースにするということ(NVCの世界観)
- NVCの意図と目的
- 「観察」とマインドフルネス
- 「感情」「ニーズ」「リクエスト」そして「共感」を体感で理解する
- 「ジェスチャーゲーム」で感情表現の豊かさに触れる/多様性を受け入れる
- 「ニーズ連想」で自分の内側にあるニーズの豊かさ・深さ・広さを見出す
- 「ニーズをさがせ」で手段・戦略とニーズを区別する/ニーズを満たす方法・手段の豊かさ・多様さに触れる
- 「ウィン・ウィン・ミーティング」で創造性が発揮されたときの対話のポテンシャルを実体験する
- 「共感(エンパシー)ポーカー」「クイックパニックポーカー」で共感する・される体験、および思考の壁を超えることにチャレンジする
〔2〕共感の場をデザインする
- 「NVCを生きる」ための環境をつくる
- なぜカードを使うのか、カードの効用とはなにか
- 共感の場で、各ゲームをどう活用するか
- 各ゲームをリードするためのポイント
- 自分のつくる場における共感トランプの活用法を考える
- 新しい共感トランプのあそびかたを見つけよう!
- 「こんなときどうする?どうしたらいい?」
……その他不安や疑問、また興味関心に沿って、なんでも質問してください!
すべてを学びのテーブルに載せます❣️
〔3〕ポスターセッション
後日、オンラインでのポスターセッション=共感の場のアイディア発表会をおこないます。
(参加者人数によりますが、通常は2回程度に分けて開催しています)
日程は参加者で相談して決めます(セルフ・リーダーシップの発揮のチャンスです)。
ポスターを提出した人のうち、希望者には「共感トランプナビゲーター講座修了証」を発行します。