CNVC認定トレーナーの西東万里です。
12月7日(日)、東京都多摩市、聖蹟桜ヶ丘駅前にある関戸公民館で開催された「ともフェス」で、ワークショップ『【聖蹟桜ヶ丘12/7】本当に言いたいことはなんですか? ~生きる力を育む気づきのレッスン』を開催させていただきました。
「ともフェス」とは多摩市男女平等参画推進フェスティバルで、他自治体職員からも注目されていた市民の手づくりフェスです。

会場となった関戸公民館(別名ヴィータ・コミューネ)は、駅のすぐ前の商業施設などが入った大きなビルの8階にあり、とても立派な施設で見晴らし最高、当日は雪化粧した富士山を望む絶好の行楽日でした。
そんな立派な会場ではありましたが、「ともフェス」は実行委員の方たちの手づくり感がにじみでた、とても温かな場になっていました。
変化がその場で見えるワークショップ
今回のフェス登壇ご依頼にあたって西東&栗山の基礎づくりコンビが提示させていただいたのは、「子どもにぶつけがちな言葉やイライラを、非暴力(共感的)コミュニケーションの方法を使って、子どもも自分も大切にする言葉に変身させよう」という趣旨のワークショップでした。
当日は、私たちのワークショップの定番となりつつある、共感トランプをつかった「5ベストニーズ」のチェックイン&自己紹介からスタート。場を和ませながらニーズの感覚を体感していただいたところで、メインの『NVC錬金術』へ。
『NVC錬金術』とは、西東が考案した「愚痴や不満を原料に、いのちの美しさを生み出す」ワークです。栗山の作ったワークシートを使ってメモを残していただきながら、ペアで声を出したり身体を動かしたりを含んだ、びっくりしたり笑ったりのワークをしていただきました。ワークの終わりには、参加者のみなさんも想像しなかった言葉が生まれ出て、呆然としている方もいるほどでした。
最後のパートは、共感トランプをつかったミニ共感サークル。NVCが初めてでよく知らない人でも共感できることを実体験していただきました。
「ともフェス」には託児サービスもありましたが、幼いお子さんづれでワークショップに参加された方がおられました。お子さんは大人のなかでさぞ居心地が悪かったろうと思いますが、いっしょにカードを出してもらうようお願いしたところ、最後はノリノリで出してくれて、文字も読めず意味もわからないはずのお子さんが出してくれたカードが選ばれたりもして、目の前で起こったミラクルにみなさん大満足でワークショップを終えました。
終了後には半数ほどの方がワークでの感激を直接伝えに来てくださり、私たちも精一杯やりきった充実感に包まれました。
次はあなたの現場で
会場をあとにする参加者の方たちの表情を見たホールの受付のスタッフさんが、「皆さん、満足度が高そうな様子だった」と言われていたそうで、実にありがたいことです。
他自治体や教育関係の方も参加されていましたが、わずか2時間半で起こった変容に驚いておられました。
実施のご要望は、どうぞ遠慮なくお寄せください。現場でやっていただけるよう、全面的に協力させていただきます。
トレーナーズコラムについて
トレーナーズコラムは、CNVC認定トレーナーやその候補生、独立系トレーナーによるコラムコーナーです。
当コーナーに執筆を希望される方はご連絡ください。NVCコミュニティへの貢献・奉仕への意図についてお話を聞いたうえで、改めてお願いさせていただきます。

