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【国立8/11】NVC体感入門〔西東万里・栗山のぞみ〕

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自分の中にNVC回路をつくる第一歩

Nonviolent Communication = NVCとは、アメリカの心理学者マーシャル・B・ローゼンバーグが開発した、「思いやり」をベースとしたコミュニケーション方法です。

NVCは、「思いやり」を人類が生き延びるために備えた資質であるととらえ、「思いやりが発揮されるとどのような社会や関係性が作れるか、発揮されないとしたらなぜか、発揮するためにはどうすればいいか」を探究し体系化した実践哲学と言える手法です。

本を読んだりビデオを見たり、また講座を受けるなどすることで、NVCを「学ぶ」「理解する」ことはそれなりに可能です。学び、理解できれば、誰かに教えることすら可能です。

しかし、NVCは「実践する」ものです。ここで多くの人がつまづきます。理解したはず(NVCの基本はシンプルです)なのに、できない?

その壁を越えるために必要なのが、身体性への意識です。

マーシャルの著書『NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法』には「必要としていることとのつながりができたとき、自分でも驚くほどの変化を身体で実感するはずだ」と書かれています。

身体性の変化から、いまこの瞬間つながっているのだということがわかるのです。

身体性へ意識を向けられるようになると、全体性の回復が知らず知らず進み、非暴力・共感の感覚が見えてきます。

身体的な理解がないと、NVCの修復的・非二元的な世界観を“理解”することはできません。

NVC実践への道

身体性へ意識を向けるとはどういうことでしょうか。

「よくわからない」という現代人は多いようです。マーシャルの著書にも、その方法については書かれていません。それは体感するものであって、説明されてできるものではないからです。

実は当講座のNVC歴18年の講師たちも、わかるようなわからないような……??というなかで、マインドフルネス、坐禅、ヨガ、武術、朗読、呼吸法や整体法、各種ボディワーク等々、さまざまな方法を学び、実践し、やりつづけながら七転八倒するうち腑に落ちてきました。

そしてまた、数十年にわたるNVCの理解とトレーニングの模索を通じてトレーナーたちが開発してきたNVCを学ぶツールには、「体感」をつかう方法も用意されています。そのひとつが、NVCダンスフロアです。

今回の入門講座では、このNVCダンスフロアを使い、NVCの基本構造を視覚的に捉えていただくとともに、ご自分の身体をつかって「体感」することにチャレンジしていただきます。

(NVCダンスフロアは自己の内面に深くアプローチしていくワークですが、この講座ではそうしたワークはおこないません)

「NVC体感入門」は、本には書けない、文字では伝えきれない、身体性というNVCの知恵(身体知)に触れていただくための機会として設けました。ご活用ください!

2025年度秋開催のNVC基礎づくりのご案内はこちら
共感的コミュニケーション基礎づくり2025年9〜11月

開催要項:

日時:2025年8月11日(月祝)18時30分〜21時30分

※約2時間半〜3時間を予定しています。

参加費:3300円

会場:JR中央線・国立駅 南口より徒歩5分(お申し込みの方に、開催日前日までに地図をお送りします)

 

主催:NVC-Japanネットワーク(NVC基礎づくりチーム)

お申し込みフォーム

講師:

西東万里(さいとう・まり)

CNVC認定トレーナー。音読療法士(音読療法協会)・朗読家(現代朗読協会)。NVCジャパン・ネットワーク事務局長係。2007年から安納献氏についてNVCを学び始め、以来十数年にわたって日本におけるNVCの普及に尽力してきた。名古屋、豊橋、京都、奈良、横浜、伊勢、長野など各地のコミュニティの要請に応じて共感的コミュニケーション学習のファシリテーション及び個人セッションをおこなう。また、小中学校・病院・ロータリークラブ他各種団体に招かれて講演等をおこなう。パフォーマンスアーティストとしての経験を背景に、「共感と表現」をテーマとしたワークショップなど独自の視点でのNVCプログラムも展開。先行してNVCを育児に取り入れてきた経験から、NVCを生かした子育て・教育のサポートやカウンセリング、また市民・政治・消費者団体などでのNVC勉強会を積極的にサポートしている。2022年から現代朗読家・野々宮卯妙の名で歌手カルメン・マキ、武装解除の第一人者・伊勢崎賢治との3人ユニット「憂国旅団」を率いて「戦争に抗う」ライブを展開している。NPO法人現代朗読協会代表、音読療法協会代表、日本平和学会会員、韓氏意拳学会会員。

栗山のぞみ(くりやま・のぞみ)

2007年にミキ・カシュタン(CNVC認定トレーナー、BayNVC創始者)の講座でNVCに出会い、以来日本に来日したトレーナーたちの講座および、安納献、小笠原春野、鈴木重子、水城ゆう、後藤ゆうこ・剛らの講座・勉強会等でも学びを深める。2014年12月に清里で行われたIIT(国際集中訓練)に参加。2015年、アメリカ西海岸のBayNVCが主催する1年間の「リーダーシップトレーニング」に参加。2016年、2017年はアシスタントとして参加。現在、NVCを学ぶ仲間と共に共感的コミュニケーションの対話会を渋谷区・参宮橋で月に1回開催する他、自らの近隣コミュニテイでも定期的、不定期に開催。「文章でつなぐ/食でつなぐ/つながりを伝える」の3つの柱を中心に、試行錯誤しつつ活動を展開中。人身取引の撲滅を目指す国際NGO「ノット・フォー・セール」の日本支部「ノット・フォー・セール・ジャパン」の副代表でもあり、共感の欠如が「搾取」「奴隷労働」を産むと考え、NVC意識の広まりが人身取引の解決にも深く関与すると信じて、活動を続けている。

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