レポート

アジア学院でのNVC研修のようすが紹介されました

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栃木県那須塩原市にあるアジア学院は、1973年の創立から50年以上にわたり、アジア、アフリカ、中南米、太平洋諸国の草の根のコミュニティの農村指導者を招いて持続可能な農業のための効果的な指導者研修プログラムを提供してきた学校法人です。

毎年15か国以上の多様な国籍や文化背景をもつ留学生たちやボランティアやスタッフの共同生活は、まさにカオス。慣れない国での日常生活で、問題や葛藤の種には事欠きません。

そのアジア学院のニュースレター「アジアの土」2025年4月号に、NVC基礎づくりを土台とした研修のレポートが掲載されました。

2025年2月に、栗山のぞみと西東万里が2度目の職員研修に招かれ、5日間にわたって(農作業や仕事の合間を縫って)NVCの身体性をつくるトレーニングをしながら、スタッフのみなさんが話し合ったり体を動かしたり作文したり共感トランプを活用したり、のさまざまなワークをおこなったときのようすを、アジア学院事務局長の佐久間さんが書いてくださっています。

題して「非暴力コミュニケーション=安心した体!」。

思考であれこれ理屈をつけたり非難の種を見つけたりするのではなく、自分自身のカラダとつながり、カラダが指し示す直感=自分自身を信頼していく。そのとき、私たちはのびのびとクリエイティブで喜びから動けるヒトになっている……。

 

実はアジア学院には、2008年頃からNVCのトレーナーやプラクティショナーたちが何度か訪れています。現在CNVC(Center for NVC)のエグゼクティブ・ディレクターを務めるジェフ・ブラウンさんや、カナダの認定トレーナーで何度も来日経験のあるフランソワ・ボーソレイユさん、現在インドネシア在住のキャサリン・カデンさんとジェシ・ヴィーンスさん、故・小笠原春野さんや安納献さん、鈴木重子さんらも、アジア学院を訪れたNVCerのひとりです。

近年は栗山西東が、スタッフのみならず、留学生のみなさんを対象とした3〜5日間の研修をおこなうなどしています。

このような関係をもとに、アジア学院は、サーバント・リーダーシップなどとならんでNVCを教育の3本柱のひとつとして位置付けています。

人種と文化のるつぼであるこの場で、NVCは共通の言語として働いています。

(文責・西東)

「アジアの土」は以下↓から読むことができます「アジアの土」2025年4月号

NVC基礎づくりについて

https://nvc-japan.net/work/2509-11net_nvcfoundation/

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