皆さんの中のジャッカルさんは生き生きしていますか?
NVCでは、感情、ニーズに気づいてそこから行動するNVC意識のシンボルとしてキリンのイメージを、自分の中の決めつけ、評価、判断、解釈、相手や自分を責める声のシンボルとして、ジャッカルを用いています。
わかりやすくするためなのですが、このキリンとジャッカルが「対立」関係にあると捉えてしまいがちなのが残念……。
実は、ニーズをしっかりとつかまえるには、ジャッカルにもじゅうぶんに吠えてもらうことが大事だと私(栗山)は考えています。というのも、「NVCを知った自分は、常にキリンでいなければ!」とジャッカルを居ないことにして、ニーズにたどり着くのにネジレというか遠回りが生じてしまう例をいくつも見てきました。(自分もそうでした。)
こうした意図から、今回は『ジャッカルランゲージアカデミー』と題して、あえてジャッカルになってみる練習会を開催します。もちろん、練習会はジャッカルだけでは終わらないのでご安心を。ジャッカルさんが出てきて、その感情を見つけてじゅうぶんに味わうことができれば、キリンまではもう一息。
「感情を味わい」「変容を体感」するツールとして、NVCダンスフロアの助けを借ります。NVCダンスフロアのうち「プロトタイプ」と、ダンスフロアシリーズの「自己共感」を準備する予定です。
ジャッカルを吠えさせ、その奥にある感情につながり、ニーズを見つけて味わったとき、その先に何が見えるか、吠えても安全な場を皆さんとホールドしながら実験しましょう。
実は「NVCを知っている」「NVCを実践している」人でも、ジャッカルをすっ飛ばし、”味わう”こともすっと飛ばして、なんとなく「観察」「感情」「ニーズ」「リクエスト」を辿っている人は多いのではないでしょうか?
今回はジャッカルの助けを借りて、存分に”味わう”ことを主眼に、自分の本物さに触れられたら……と願っています。
※持ち物:今気になっていること、心にかかって離れないこと、ムカつくことなどのエピソード。チクッ、ムカッ、イラッなどがキーワード。なるべく新鮮なものをお持ちください。チクッ、ムカッ、イラッ、エピソードが思いつかない方もおいでくださいね〜。
■日程:2月24日(月) 夕方16:00~18:00終了予定
■場所:富坂キリスト教センター1号館
http://www.tomisaka.jp/access.htm
■最寄り駅:地下鉄丸ノ内線・南北線「後楽園」/地下鉄三田線・大江戸線「春日」
■会費:500~3000円(会場費、資料代などにあてます。ご自分で気持よく感じる金額をお支払いください。)
■申し込み:だいたいの人数を事前に知りたいので参加希望者はhttps://www.facebook.com/events/2425822997679452/のイベントの「参加」をクリックしてください。もしくは、tsunaguwach(at)gmail.com まで、お名前と参加人数をお知らせください。
■参考本:「NVC 人と人とのあいだに命を吹き込む法」マーシャル/ローゼンバーグ著/安納献 監訳 (日本経済新聞出版社)
■主催:みむぅ〜と仲間たち(共感的コミュニケーション富坂練習会) 今回の世話人は栗山のぞみ
『共感的コミュニケーション富坂(ときどき飯田橋)練習会』は、日本で最初に行われたIIT(国際集中訓練)で同じホームグループになった仲間(三村修、栗山のぞみ、阿部優美)が世話人の練習会です。この会の目的は、リアルな場で出会って、お互いの体温を感じながら、とにかく自分の感情とニーズに深くつながることを練習する、共感的に聞き合うことを体感して会得し体で覚えていく、安全な場で失敗しながらたくさん練習する、そうして自分を大切にしながら相手のことを推察し共感できるスペースを生み出す、などです。あえて足を運んで集まって練習することに興味のある方、NVCの学びが初めての方もどうぞ、おいでください。
2020年の練習テーマや日程は追って発表していきます!
今年もたくさん練習しましょ〜!