7月12日からスタートする3回シリーズ「身体感覚に導かれて、共感脳を育む ソマティック・エンパシー」。 オーガナイザーの栗山のぞみが力いっぱいオススメする理由をシリーズでお伝えしています。今回はその2。(その1はこちら)
キーワードは“脳科学”。共感するとき脳と体に何が起こっているのか?
今回の講座のメイントピックと言えるのが、これ! 『脳科学』です。
講師の後藤ゆうこさん、後藤剛さんは、同じくNVCトレーナーのサラ・ペイトンさん(http://empathybrain.com/)の直弟子とも言うべきお二人。昨年、剛さん、ゆうこさんがサラを招聘し「脳科学とNVC」ワークショップおよび「NVC+脳科学+ファミリーコンステレーション」の合宿を開催し、旋風を巻き起こしたのは記憶に新しいところです。
なぜ、“脳科学”が“共感”と関係してくるのでしょうか。
例えば、
- 家族や身近な人のある態度や言葉にイラっとして思わず大声を出してしまう
- 落ち込んで、いつまでも自分を責める考えがグルグル巡る
- あるきっかけで、トラウマ的な経験がフラッシュバックしてしまう
こうした反応は、いずれも大切なニーズを満たそうとしているからこそ起こるもの。ただ、NVCの実践者であっても、感情が高ぶっている最中に自分のフィーリングやニーズに気づいて、共感するのは難しいですよね。
そんな中でも、落ち着きを取り戻し、感情の嵐に巻き込まれた状態を抜け出すには、脳の働きを知っておくのが鍵になります。
「ソマティック・エンパシー講座」では、感情が揺さぶられているとき、脳ではどんな反応が起こっているのかを、講師のお二人が、科学的な観点から解説してくれます。
ソマティック、つまり身体感覚を大切にするのは、その感覚—例えば、からだがこわばる、顔の表情が固まる等—から、脳の危険を察知する部分、あるいは感情を司る部分、理性をコントロールする部分等々がどんな状態にあるのかを気づくきっかけになるからです。
一方で、“共感”を味わっているときの脳の状態はどうなっているのか、左脳と右脳の得意なことを知り、両半球をバランス良く調整するには……等々、脳を知って、その使い方を体得する方法も示されます。
さらには、NVCの4つの要素(観察、感情、ニーズ、リクエスト)を脳科学の観点からみると、いずれもが暴走する脳を落ち着かせ、調整するのに役立つことだったのか!という目からウロコの指摘も。
これらは、私(栗山のぞみ)にとって、いままでなんとなく感じていたことが解説され、パズルのピースが合うように「ああ〜、そうだったのか!」と腑に落ちる体験でした。
脳科学とNVCの融合って……なるほどね〜と、思わず深く納得してしまう講座なのです。
それでいて、頭での理解で終わるのではなく、二人のリードによる深い瞑想体験もあり、脳も含めて私たちのからだが、「命を守ろう」となんとも健気に働いてくれていることを、じっくりと体感する機会にもなります。
「身体感覚に導かれて、共感脳を育む ソマティック・エンパシー」のスタートは来週火曜日7月12日から……。まだ若干名、スベリコミ参加、可能です。ピンときたら、お見逃しなく!
この講座は、終了しました。
全編オンラインコース(全四回)は、
現在8月26日からの分をお申込み受付け中です。
詳しくは、
https://nvc-japan.net/work/2017830-922-somaticempathy/
をご覧ください。