まずは声をあげてほしいんだ
All you have to do is call ——キャロル・キング “You’ve got a friend”より
JIG2025 に参加したいけれど、資金の面で不安がある場合、あなたならどうしますか? まず思いつくのは……
- 働いて資金をつくる。
- 誰かにお金を借りる算段をする。
- 事務局に参加費減額をお願いする。
- 参加をあきらめる。
……等でしょうか。ここでもうひとつ別の選択肢を提案します。
それが、みんなでつくる助成プログラム「GCF(Gift Circle Fund)」です!
GCFは、『NVCの鍵となる前提と意図』の世界観にもとづいたNVCの実践です。
NVCとはなにか、何をめざすのかを知りたい方はまずそちらをご覧ください。
目次
みんなで自分とみんなのための参加費をつくろう!
「みんな」とは? いくらもらえるの?
「みんな」とは
メンバーになるには?
支援を受けたい人
支援したい人
⚠️いくらもらえるの?
どうやってお金を作るの?
お金の流れは? どうやって管理する?
集まったお金はどう配分するの?
GCFプロジェクトを回していこう
入金期限までに資金が集まらなかった場合は?
お金だけじゃない
リンク集
みんなで自分とみんなのための参加費をつくろう!
これは、JIGに参加する人、参加しない人という区別なしに、日本でNVCを学ぶ・学びたい人が協力することで「『NVCを深めたいのにお金がなくて参加できない』人をなくそう!」という試みです。
しかも、「参加費をつくる」「集まったお金を分ける」という過程のコミュニケーションそのものをNVCの実践とし、学びにしようというプログラムを作ろうとしています。
JIG前に、NVCの目的でもある「自然な分かち合いの起こる関係性」を体験する機会になるのではないでしょうか。
どうでしょう? ワクワクしてきませんか?
GCFに参加するには、まずJIG2025に参加申し込みをしてくださいね。
JIG2025への参加を躊躇している人は、専用お問合せフォームから相談してください!
「みんな」とは? いくらもらえるの?
「みんな」とは
今回はJIGに参加するための資金づくりが第一目標となります。
- JIG2025に参加しないが、NVCの普及や学びたい人の応援をしたい →GCF登録へ
1・3に該当する方は、まずはJIG2025特設ページから参加申し込みをしてください。
不明・不安な点のある人は、下記フォームからお問い合せください。スタッフがオンラインでお話を聞きます。
さらに「みんなでつくる」という表現には、JIG事務局やオーガナイザーが主導するわけではない、という意味も含みます。あなた自身も「みんな」のひとりなのです。
メンバーになるには?
メンバーは、「自分で自分の必要分を作る」「それを皆に手伝ってもらう」ために積極的な関与をお願いします。
自分でアイディアを出し、その企画メンバーを募って実行することが基本になりますが、協力者/支援者を増やすためのはたらきかけなども、資金づくりのためには重要な仕事といえるでしょう。
また、JIGが目標人数(80名)で実施されることが、JIGを赤字にせず開催するにあたってのそもそもの基本的な要件となるので、JIG参加者を増やすための告知・周知・広報などに動いていただくことも大事な仕事です。
つまり、「資金づくり」と「JIGが目標人数を集めて実施されること」を目的に、積極的なかかわりをしていく、これがメンバーの役割と考えます。
支援を受けたい人
(1)まずは自身のニーズにつながり、自分がいくら必要かを考えます。
自分の現在とJIGまでの収入状況を認識・予測(見える化)し、それでも足りないのはいくらぐらいかを割り出してみてください。このプロセスのお手伝いを呼びかけてみるのもいいでしょう。
「どうしても決められない」というときは、共感サークルを呼びかけて! または世話人に相談してください。
なお、ここで金額を決めたからといって、その額がそのまま支援されるわけではありません。詳しくは下記「⚠️いくらもらえるの?」をご覧ください。
(2)JIG2025参加申し込みを済ませたら、申し込み最後のページにある「GCF登録フォーム」に必要事項を書いて送ってください。
世話人との面談もしくはメンバーとのミーティングをおこないますので、日程を調整して必ず参加してください。参加しない方は助成は受けられません。
必要金額の申請は10月(日にち未定)で締め切り、記入したメンバーの必要総額を第一目標値とします。
締切日以降にプロジェクト参加を希望される方は、JIG2025専用お問い合せフォームからお問い合わせください。
支援したい人
自分が望む未来、社会をひとりではつくれないのであれば、仲間が必要です。
自分が望む未来、社会、それがJIGのめざすものと重なるようなら、JIGに参加したいと思う人たちは、あなたの望みをともに叶える仲間になるかもしれません。
自分にいま余裕があるなら、あるいは、自分がすでに足りているということを実感しているなら、あなたの力を仲間の支援につかってみませんか。
JIGに参加する・しないは関係なく、あなたの望む未来・社会をつくるためにJIGを活用してください。JIGの先にはJIGT(Japan Intensive Gathering and Training)が待っています。JIGは持続する活動なのです。
JIGとはなにか、GCFとはなにか、何をめざすのか、特設ページを読んだり、オーガナイザーやトレーナーや実行委員たちに納得するまでどんどん質問や相談をしてください。
自分なりに明確になったり「!」と思ったら、GCFに参加してください❣️
望む未来・社会は自分が動くことから近づいてきます。
GCFへの参加フォームはこちらです。
⚠️いくらもらえるの?
支援されたい金額を決めるのも自分です。しかしそれは、「いくら必要だから」ではなく、どんなニーズがあるか、そのニーズを満たすために何をするか(リクエスト)から生まれたひとつの手段を明確にするということです。
そこで、必要な分という視点で金額をGCF登録時に考えていただきますが、その後、チームメンバーと相談したりオープンカフェで共感を受けながら、本当はどんな支援が必要なのか(お金ではない可能性もあります)を明確にしていきます。
⚠️つまり、自分で決めた金額をそのまま受け取れるかどうかは、チームメンバーと話してみないとわかりません。相談がなく、資金集めの企画への参加もない(存在が見えない=つながりへのコミットが認められない)場合は、支援のしようがなく、GCFに登録していても支援を受け取ることができません。
GCFに参加して活動するということは、NVCで最も大切な自律性と正直さ・無防備さ、そして責任を回避しない姿勢を養うワークでもあるのです。
NVCの実践力を養いたい方は、ぜひGCFに参加して活動してください!😆
また、「みんなで作る」という性格上、最終的に集めることのできた金額によっては自分が希望した全額がもらえるとは限らないことを、予めご承知おきください。
どうやってお金を作るの?
GCFとは、もともとファンドがあってお金がプールされているわけではありません。支援が必要な人がいる、必要な支援を得るために、みんなで助け合おう、というのがGCFの主旨です。
どんな/どれだけの支援が必要なのか、いちばんよく知っているのは自分です。そこで、自分自身で動くこと、自分の声をあげることがすべてのはじまりとなります。
そして、GCFメンバーたちと「自然な分かち合い」の生まれるつながりの質を作っていきます。
⚠️つまり、申し込んだだけでは何も起こりません!
お金が必要なら、何をしてお金を作るか、一緒に考えましょう。
自分には無理、と決めつけず、まずは皆と相談しましょう。
そのためにGCFのFacebookグループ内で「GCFオープンカフェ」というイベントを頻繁に開いていますので、どうしたらいいかわからないという方はまずこちらにご参加ください。
いきなり知らない人とは話せない、という方はJIG2025専用お問い合せフォームから相談してください。
お金の流れは? どうやって管理する?
GCFメンバーで助けあって作ったお金は、“みんなの口座”(ゆうちょ銀行「NVCワークショップ委員会」口座)にいったん入れます。
自分ひとりのはたらきで作ったお金を“みんなの口座”に入れるという選択もあります。
みんなで行うイベント的なプロジェクトなどは、GCFチーム内で分けてもよし、いったん“みんなの口座”に入れてもよいでしょう。
お金の扱いも、Facebookグループ内でのGCFオープンカフェ(共感サークル)で決めていきたいと思います。
集まったお金はどう配分するの?
GCF(ギフト・サークル・ファンド)は、NVCの実践プロセスでもあります。
悩んだ時、困った時、
「もういいや、面倒だし(ニーズから目を背ける)」
「こんな風に考える私は◯◯なんだろうか……(レッテルを貼る)」
「資金が潤沢に集まれば希望通りの額をもらえるだろうけれど、そうじゃなかったら……?」
「◯◯なのが当然なのにどうして(怒)」
「私はバランスを考えてちょっと我慢したのにあの人はなんであんなにもらうの?」
「あの人はぜんぜん働かなかったのに……私はがんばったのに……」
……などの反応をしていることに気づいたら、メンバーに共感サークルを呼びかけましょう!
ニーズに対する正直さと無防備さで集い、共感されて自分のほんとうの気持ちやニーズに気づいていく、また、共感的に話を聞く、その経験の場にしていきましょう。
ちょっと話しにくいとか、アドバイスがほしいときは、JIG2025専用お問い合せフォームから声をかけてください。世話人がお応えします。
- 世話人はJIG2025実行委員会メンバーの西東万里、栗山のぞみ、坪谷彩子、須藤美奈子(Sufiya)、矢澤実穂、苅部ミュア智美、菊地敦子ほかが務めます。
最終的に配分してもなお余れば、JIT2026のGCFの基金に受け継がせます。
GCFプロジェクトを回していこう
まずは、ギフト・サークル・ファンドFacebookグループに参加リクエストをお送りください。
- アイディアを思いついたらFacebookグループで相談を持ちかけるか、イベントを立てて、一緒に取り組む仲間や意見を募ります。
- メンバーで話し合い、アイディアをまとめていきます。企画内容・日程・担当・料金、寄付なら何割にするか、収益はどう管理するか。メンバーで分け合うか、“みんなの口座”にいったん入れるか、などを決めます。
- まとまったところで一般に公開・告知、実行へ向けて動き出します。まずはNVCジャパン・ネットワークの勉強会情報受付から企画情報を知らせてください。当サイトで紹介します。その他の媒体もどんどん活用しましょう!
過去のファンド企画で出たアイディアには以下のようなものがあります。
| 企画案(例) | 内容 |
|---|---|
| お困りごとのサポートを依頼する/請け負う | 協力者からメンバーに、家事や悩みごと・問題の解決サポートや作業の手伝いなどを、有料で依頼してもらう |
| マルシェ(バザー) | 手作り品その他を持ち寄り、バザーを開催 |
| ホームパーティ/料理教室 | 得意の手料理を披露して、賞賛と謝礼をゲット |
| ダイエット&貯金マラソン | 例えば「晩酌を抜いたら200円」「運動した日はご褒美で500円」等々健康づくり項目と貯金額を決めて、仲間で報告し合い共感の支えをもらいながら貯金を継続 |
| 共感おかたづけサポート | お片づけコンサルタント&サポート。まずは共感的にお話を聞き、依頼主のニーズにつながりお片づけのお手伝いをします。依頼主募集中! |
| ニーズ手ぬぐいをつくろう! | ベンガラ染めをしているメンバーに依頼してニーズの言葉の入った手ぬぐいをつくり、みんなで販売 |
| オリジナルTシャツを作ろう! | メンバーがデザインしたTシャツの製作販売 |
| 映画上映会 | 協力者である映画プロデューサーから作品提供を受け、開催 |
| コンサートの企画・開催 | 協力者である音楽家らが出演するコンサートをみんなで企画・開催 |
| ワークショップ・勉強会の企画・開催 | 自分の学びたい人に依頼、または自分の専門・得意分野でワークショップを開催、みんなでサポート |
| セッションを企画・開催 | 「あなたのストーリーを共感的に聞いてビジョン(絵)を描きます」などオリジナリティ溢れる企画を提案、みんなで開催をサポート |
| 書籍やグッズの行商 | 協力者から著書やDVD、グッズを卸価格で購入して販売 |
| 農作物の販売 | メンバーが作ったお米やハーブ茶、ジャム、クッキーなどの販売 |
「依頼者募集」「資金作り企画」だけでなく、協力者から「自分の学びのために翻訳してください!」といった“お仕事依頼”もあります。もしかしてこんなことに困っている人はいないかな?ということを思いついたら、自分から「◯◯ができます!」等と呼びかけてください。呼びかける場所はご用意します。
他にも、出張料理人、沖縄離島のスペシャルビーチガイド等々、面白いアイディアが今後も続々登場するでしょう。
マーシャル・ローゼンバーグの「遊び以外はやるな」に倣い、学び歌い踊っていきましょう(Don’t walk when you can dance!)。
この企画を通して共感的なつながりや共感サークルを続けて、GCFへの参加自体が学びそのものになることを目指しています。
あなたも、ぜひ! ご参加ください。
2017年IIT(国際集中合宿)でのファンド参加企画(販売)の例
入金期限までに資金が集まらなかった場合は?
入金期日までに資金が集まらなかった場合は、カンパを募るか、誰かに借入を依頼することになります。
(そのための活動もプロジェクトメンバーでおこないます)
借入金が発生した場合、JIG終了後もプロジェクトを継続していきましょう。
満たされるまで踊りつづけます。
お金だけじゃない
「参加したい、でもできない」と思うとき、その“障壁”となっているのはお金だけではないでしょう。仕事、家族、介護や育児、病気や障がい……余人には想像の及ばないなにかもあるでしょう。
GCFは、協働しながら「足りない」を手放していくムーヴメントです。
ひとりでは難しいことも、集まれば文殊の知恵も出てくるし助けの手も差し伸べられます。
あなたのなかにある、ニーズをもとめ、つながろうとする力を発揮しましょう。
詳しくはこちらの記事をお読みください。

